食品に添加されたトレハロースがクロストリジウムの流行の原因だった

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来週発売のNatureに、ちょっと恐ろしい論文が掲載される。

普通に食品に添加されているトレハロースが
難治性の腸炎の原因クロストリジウム・ディフィシル(CD)の流行の原因になっているという研究だ。

トレハロースは自然界のもので、安全と聞いていましたが
高い保水力があり、食品や化粧品に使われる。抽出が難しく高価だったが
デンプンを素材とした安価な大量生産技術が岡山県の企業林原によって確立され、さまざまな用途に用いられている。

流行性のクロストリディウム・ディフィシル強毒株の毒性は食事の中のトレハロースにより増強される

致死性の感染症の急増が実は人工甘味料「トレハロース」によって引き起こされていたことを示す研究結果
過去にはそこまで重篤な患者を出していなかったのに近年になって猛威を振るい
1年間に3万人近くの死者を出す、という事態を引き起こしているバクテリアが「クロストリジウム・ディフィシル」。
抗生物質の効かない「スーパーバグ」との関連性も考えられていたのですが
最新の研究で人工甘味料のトレハロースが患者急増を引き起こしている可能性が示されました。

ソース元

致死性の感染症の急増が実は人工甘味料「トレハロース」によって引き起こされていたことを示す研究結果

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論文紹介:食品に添加されたトレハロースがクロストリジウムの流行の原因だった