長命草は、沖縄県与那国島に自生する植物。
正式名称は『ボタンボウフウ』。沖縄ではチョーミグサやサクナとも呼ばれています。
セリ科カワラボウフウ属の常緑多年草で、海の近くで自生することが多い野草です
栄養価がとても高いため、パワーベジタブルと呼ばれています。
ビタミンA、ビタミンB2、ビタミンC、ビタミンE、カロテン、カルシウム、ポリフェノールと、様々な栄養を含み、沖縄では昔から長寿につながる薬草として料理や民間薬としてとり入れられてきた長命草。
それぞれの栄養価も非常に高く、鉄分はプルーンの約10倍、食物繊維はレタスの約6.5倍、カルシウムは牛乳の約3倍とも言われるほど。
長命草にはポリフェノールが含まれています。ルチンやクロロゲン酸といったポリフェノールが含まれていますが、これはアンチエイジングに役立ちます。ポリフェノールは体内で発生する活性酸素を除去する働きを持っています。
活性酸素は体の細胞を攻撃し、傷をつけてしまいます。これによって老化が進行してしまいますが、老化を遅らせていくためには活性酸素の除去をしなければなりません。そのための方法として、活性酸素を除去するポリフェノールを取り入れていくことが大切です。
長命草には、ビタミンCとEが豊富に含まれています。これらも抗酸化作用を持っています。もちろんアンチエイジングに効果がありますが、その他に美容の効果も期待することができます。
ビタミンCとEは、そんな様々な肌トラブルに対して、改善する効果を持っています。
長命草に含まれているイソサミジンには、収縮した膀胱や前立腺の筋肉を緩める働きを持っています。そのため排尿を促し、排尿困難な方の症状を緩和する働きも期待することができます。
イソサミジンには血管拡張作用を持っており、血流の促進をすることができます。血流が促進されれば体の隅々にまで栄養が行き届きますし、また老廃物の運搬もスムーズに行われるので、美容と健康の両方に対していい効果を期待することができます。